夏への扉 [SF]
SF界の3大巨匠の一人です。
かなり昔の作品です。僕は高校生の時に始めて読みました。すっきり爽快でさわやかな読後感が得られます。
ハッピーエンドな物語です。 意外と有名な小説です。
ざっくりまとめると、信頼していた大事な人たちに裏切られ失意のどん底の主人公が、幸せと愛を求めて未来へ過去へそして未来へとタイムスリップするお話。
↑こう書くと、荒唐無稽なご都合主義の、しかも魔法の秘密兵器(タイムマシン)まで出てくる三文小説かなと感じるでしょうが・・・。
そこはさすがハインライン先生。しっかり仕掛けを作っています。物語にも厚みがあります。
ちなみにこのお話には、ピートというジンジャーエールが好きな猫が出てくるのですが、主人公以上に大事な登場猫物(?)です。(この話が人気があるのもピートのおかげ)
「・・・・僕の飼っている猫のピートは、冬になると決まって夏への扉を探し始める。家にたくさんあるドアのどれかが夏に通じていると信じているのだ。・・・・」
この魅力的な一説から物語が始まります。
2009-07-24 04:28
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